No.170309
 







ROCK SHOX / Mnarch RT HV (High Volume) (2014)


【概要】
リアサスペンションのオーバーホール

オイルとシール材を交換


【Point】
超危険な箇所があるので、作業はショップへ依頼してください











作業前にサスペンション側とダンパー側からエアーを完全に抜きます

抜いておかないと大変危険です















バルブコア取り外し

このあたりの作業はものすごく慎重に
エアーが抜けていないと、こういった部品が弾丸のごとく飛んでくることになります















Air Can (アウターケース)を取り外し








今回は消耗パーツを交換していきます

これらはセット販売のみとなっているようです








Air Canからシール材を取り外し




































新しいものを取り付け




















 








ダンパーボディの分解にとりかかります

ここも怖い箇所ですね








この中が心臓部のようなものなので、壊れたりしていないか不安がよぎりますが








見た目には異常はなさそう

油面も下がっていないので、漏れなどは発生していないと思われます








さてと

ここからがさらに慎重を要するので、マニュアル(英語)を何度も再確認








コンプレッションロッド アンド トップハット というらしいです

これが開閉することでロックアウト機能が働くのですが、動作には問題なし






















この部品がこのサスのまさに心臓部といった感じでしょうか

10枚ほどのスペーサーのようなもので構成されており、その「並び方」が
サスペンションの基本的な挙動を決定しています

この「並び方」はマニュアルには記載されていないため、これがバラバラになってしまわないようにします



(超重要! 来年のメンテ時まで忘れないこと!!)















Oリングなど取り外し















エア抜き穴にはこれが詰まっています
本当は、この球状のシール材だけ10個ほど欲しいのですが、単品では購入出来ませんでした

どうせオイル交換するなら、他の消耗品も全部交換せよ、ということなのでしょう






















新しいものをそれぞれ取り付け











































どうやら峠は越えた模様















この中に納まっているIFPを取り出します








こちらが件のIFP

インターナルフローティングピストン、だそうです















新しいIFPをメーカー規定の深さまで挿入

このサスの場合、Shock Dimentionという値が190x51mmなので、61.2oの深さにせよ、とのこと








さてと






 
 








サスペンションオイルを充填

3wtのものが指定されているのですが、以前ロックアウトの効きが甘かったため、やや粘度を上げてみます
5wtで試した際には少々問題があったので、その中間よりやや下、ぐらいの粘度になっているはず









ピストンを取り付け








余分なオイルがここから流れ、最後に球状のシール材を詰めてフタをします














バルブコアを取り付けてダンパーにエアを充填、その前に








どうもこのダンパー用のバルブアダプターが芳しくないようで、ちょっと穴を拡張















これでエア漏れを低減できるのではと








加圧

この作業もけっこう怖いですね








どうやら正常に気圧を保っています






 
 








できあがり

雨天だったので、作業に集中できてよかったです






 
 
 
 



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