No.121106
 





油圧式ディスクブレーキの調整 / SHIMANO SLX BR-M665, BL-M665

【概要】

ディスクブレーキのブリーディング作業

【Point】












ブレーキの握りがスカスカになってしまったとの持ち込み依頼です。

AVID社のブレーキの記事を書いたときに 「次回、シマノ編」 などと書いていたのですが8か月も経っていたようです
恐ろしいものです








ブレーキホースにひび割れや、液ダレなどは見られないのでブリーディング作業に取り掛かります








キャリパーをフレームから取り外し、ブレーキレバーから垂直にたらします
ピストンが飛び出さないよう、ブリーディングブロックを取り付け、
廃液を受けるためのホース&ペットボトルを取り付けます。








レバー側のリザーバータンクの油面は1/4程度にまで下がってしまっています








シマノのブレーキはミネラルオイル指定








レバーを地面と水平位置に固定し、注油






 

キャリパー側の接続口を 1/8 回転開きます
レバーをゆっくりと握り、オイルを送り込み5分ほど放置。








キャリパーをコツコツと叩いて、内部の小さな気泡を追い出し、一旦接続部を閉じます








最後に、レバーを握りながらキャリパー接続部のネジを瞬間開閉せよ。 とマニュアルにあるのですが
これには手が2本ではたりません。 今回はトゥストラップを代用として使ってみます。








トゥストラップで固めにレバーを固定








この状態で接続部を瞬間開閉します (0.5秒)

これを気泡が完全に出なくなるまで数度繰り返します















再度オイルをリザーバータンクに注油。
表面張力でやや盛り上がる程度にまで入れておきます。








オイルをやや溢れさせながらフタを閉じます。








書き忘れていましたが、オイルが車体に付着しないよう、布を当てて養生しておくと吉








キャリパー側も、液が垂れないようにホースを取り外し








キャリパーを車体に取り付け、位置を調整






 
できあがり!
 






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